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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科76巻4号

2022年04月発行

増刊号特集 専門性と多様性を両立させる! 泌尿器科外来ベストNAVI

●尿路・性器の感染症●

尖圭コンジローマ

著者: 市原浩司1

所属機関: 1札幌中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.76 - P.79

文献概要

代表的主訴

●乳頭状,鶏冠状もしくはカリフラワー状の疣贅(ゆうぜい)を認める.

●男性は亀頭,冠状溝,包皮,陰囊に,女性は腟,腟前庭,陰唇,肛門に出現することが多い.

Point
◉ヒトパピローマウイルスによる感染症である.
◉治療はイミキモドクリーム外用,液体窒素による凍結療法,外科的切除を,疣贅の大きさや個数で組み合わせる.
◉再発率が高く,パートナーがいれば同時治療が必要であり,ほかの性感染症合併にも注意する.

参考文献

1) 日本性感染症学会 : 性感染症 診断・治療ガイドライン2020. 診断と治療社, 東京, 2020
2) 厚生労働省HP : 性感染症報告数 https://www.mhlw.go.jp/topics/2005/04/tp0411-1.html (2022年4月1日閲覧)
3) 足立勇博, 他 : 尖圭コンジローマに対するイミキモドの使用成績調査. Ther Res 39 : 259-275, 2018
4) 濱砂良一 : 尖圭コンジローマ. In : 後藤百万, 他 (編) : 泌尿器科薬剤の考え方, 使い方. pp268-272, 中外医学社, 東京, 2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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