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増刊号特集 専門性と多様性を両立させる! 泌尿器科外来ベストNAVI ●腫瘍外来●
転移性腎細胞癌
著者: 森田順1 七条武志1 深貝隆志1
所属機関: 1昭和大学医学部泌尿器科学講座
ページ範囲:P.148 - P.154
文献購入ページに移動●腎細胞癌,腎摘除術後の定期CT検査で肺転移の出現が疑われた患者.
●咳嗽を主訴に来院した精査のCTで肺,骨,肝臓に転移を有する腎細胞癌の患者.
Point
◉腎細胞癌治療の根幹にあるのは現在でも手術(外科的摘除)である.進行性腎癌では,まずはその診断をしっかりとつけたうえで,手術が絡んでくるのか,そのタイミングも含めた検討が必要である.
◉そのうえで,進行性腎癌治療は薬物療法が中心となる.現在では,免疫チェックポイント阻害薬(ICI),分子標的薬,それらのコンビネーションなど,一次治療から複数の薬剤選択肢に迫られる.常に新しい知見に基づき,個々の患者背景に即した薬剤選択,治療戦略が求められる.
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