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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科76巻4号

2022年04月発行

増刊号特集 専門性と多様性を両立させる! 泌尿器科外来ベストNAVI

●尿路・性器損傷と膀胱異物●

陰茎折症

著者: 天野俊康1

所属機関: 1長野赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.252 - P.255

文献概要

代表的主訴

●勃起時に外力がかかった際に,陰茎の腫脹,皮下出血,疼痛を認める.

●受傷時に,クラック音が聞かれることが多い.

Point
◉発症転機はさまざまであるが,患者背景にも配慮して診療を進める.
◉発症頻度は多くはないが,現病歴,局所所見より,本症を疑うことは比較的容易である.
◉治療の原則は緊急手術による修復であるが,術前・術中に断裂部位を確実に同定し,修復の手術手技を理解しておく必要がある.

参考文献

1) 亀田智弘, 他 : 陰茎折症9例の臨床的特徴. 日性機能会誌35 : 117-121, 2020
2) 近藤宣幸 : 陰茎折症. 臨泌75 : 88-91, 2021
3) 吉野千城, 他 : MRIが白膜断裂部位の特定に有用であった陰茎折症の2例. 西日泌82 : 483-487, 2020
4) 葺石陽亮, 他 : 術中陰茎白膜断裂部位の特定に陰茎海綿体への生理食塩水注入が有効であった陰茎折症の3例. 西日泌81 : 578-581, 2019
5) 小林 皇, 他 : 陰茎折症. In : 「臨床泌尿器科」 編集委員会 : 泌尿器科外来マスターバイブル. pp315-318, 医学書院, 東京, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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