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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科76巻4号

2022年04月発行

増刊号特集 専門性と多様性を両立させる! 泌尿器科外来ベストNAVI

●腎性高血圧・腎血管性病変●

腎血管性高血圧症

著者: 森田伸也1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.262 - P.264

文献概要

代表的主訴

●若年発症の高血圧である.

●治療抵抗性の高血圧である.

Point
◉腎血管性高血圧(RVHT)は,全高血圧患者の約1%にみられる.
◉原因としては,粥状動脈硬化性,線維筋性異形成(FMD)によるものが多い.
◉診断には,腎動脈超音波検査,MRアンギオグラフィ(MRA),CTアンギオグラフィ(CTA)が有用である.
◉治療は薬物療法が中心であるが,経皮的腎動脈形成術(PTRA)が適応となる場合もある.

参考文献

1) 日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会 (編) : 高血圧治療ガイドライン2019. pp182-185, ライフサイエンス出版, 東京, 2019
2) Rundback JH, et al : Guidelines for the Reporting of Renal Artery Revascularization in Clinical Trials. Circulation 106 : 1572-1585, 2002
3) 森本 聡, 他 : 腎血管性高血圧における画像診断. 腎臓内科11 : 263-269, 2020
4) 日本高血圧学会 (編) : 高血圧診療ステップアップ. pp252-257, 診断と治療社, 東京, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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