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雑誌目次

雑誌文献

臨床泌尿器科76巻6号

2022年05月発行

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特集 ここまで来た! 腎盂・尿管癌診療―エキスパートが語る臨床の最前線 企画にあたって

ここまで来た! 腎盂・尿管癌診療―エキスパートが語る臨床の最前線 フリーアクセス

著者: 菊地栄次

ページ範囲:P.355 - P.355

 2014年版腎盂・尿管癌診療ガイドラインの疫学総論の冒頭には,「腎盂・尿管癌は,同じ尿路上皮から発生する膀胱癌に比し稀であり,全尿路上皮腫瘍の約5%を占めるとされている」とあります.では,実臨床において,われわれ泌尿器科医は腎盂・尿管癌をまれな疾患であると認識しているでしょうか.国立がん研究センターがん情報サービス院内がん登録の集計結果を見てみますと,2012〜2013年の膀胱癌の登録数1万6091人に対して腎盂・尿管癌は6775人と,腎盂・尿管癌は尿路上皮腫瘍の実に約3割を占めています.決して稀ではない腎盂・尿管癌を含めた進行性尿路上皮癌に対する治療戦略に,近年paradigm-shiftが生じています.ペムブロリズマブ・アベルマブ・エンフォルツマブ ベドチン・ニボルマブなど,次々と新規薬剤が登場しており,改めてエビデンスを見つめ直す時期に来ていると考え,腎盂・尿管癌診療の最前線にフォーカスを当てたタイムリーな企画を立案しました.

 診断編ではmolecular subclassification,UroVision®,photodynamic diagnosisの現状と将来性,また2021年8月に発刊された腎盂・尿管癌・膀胱癌取扱い規約第2版のポイントをわかりやすくお示しいただいております.治療編ではリンパ節郭清,周術期補助療法,転移性癌に対する薬物療法のup to dateな情報を詳細に解説いただいております.

〈診断編〉

腎盂・尿管癌の分子病型分類

著者: 藤井陽一 ,   小川誠司 ,   久米春喜

ページ範囲:P.356 - P.362

▶ポイント

・腎盂・尿管癌は高頻度変異,TP53MDM2,RAS,FGFR3の変異の有無により5つの分子病型に分類可能である.

・それぞれの病型は予後,病理学的特徴と相関し,それぞれの分子学的特徴に応じた治療選択が可能となる.

・尿沈渣中の遺伝子変異の検出により高精度の診断,病型分類が可能となる.

腎盂・尿管癌におけるウロビジョン®の臨床的意義

著者: 佐々直人

ページ範囲:P.364 - P.368

▶ポイント

・FISH法を利用したウロビジョン®の上部尿路上皮癌(UTUC)への有効性を知る.

・UTUC診断における尿細胞診とウロビジョン®の差と補完作用を知る.

・腎温存療法におけるウロビジョン®への期待を知る.

腎盂・尿管癌における光力学診断(PDD)の臨床的意義

著者: 福原秀雄 ,   井上啓史

ページ範囲:P.370 - P.373

▶ポイント

・腎盂・尿管癌に対して5-アミノレブリン酸(ALA)による光力学診断(PDD)で診断精度の向上が期待される.

・ALA-PDDによる腫瘍可視化技術により,早期診断により適切な時期に治療介入が可能となる.

・ALA-PDDを用いたレーザー治療については,今後の臨床研究の結果が期待される.

腎盂・尿管癌・膀胱癌取扱い規約第2版のポイント解説―腎盂・尿管癌編

著者: 木村友和

ページ範囲:P.374 - P.377

▶ポイント

・TNM悪性腫瘍の分類改訂第8版(2017年)に更新された.腎盂・尿管癌では,N3とM分類の亜分類が削除された.

・組織学的分類はWHO分類(2016年)に改定された.尿細胞診は国際的な報告様式であるパリシステム(2016年)が採用された.

・上皮内癌の評価方法として生検や細胞診の扱いについて改定され,生検の意義が強調された.

〈治療編〉

鏡視下手術時代におけるリンパ節郭清の意義

著者: 近藤恒徳

ページ範囲:P.380 - P.385

▶ポイント

・上部尿路上皮癌に対するリンパ節郭清では,テンプレートに基づいた郭清を施行すれば治療的意義が認められる可能性がある.

・近年,欧米ではロボット腎尿管全摘の導入が進んでおり,リンパ節郭清の施行率も増加している.

・ロボット手術により腹腔鏡手術の技術的困難さが克服され,普遍的術式となることが期待される.

腎盂・尿管癌に対するネオアジュバント療法の最前線

著者: 全並賢二 ,   白木良一

ページ範囲:P.386 - P.389

▶ポイント

・ハイリスク上部尿路上皮癌は局所療法のみでは根治が難しいため,周術期補助療法を加えて治療成績の改善を図るべきである.

・術前補助化学療法は強いエビデンスに支持されていないものの,術後単腎になる前に治療可能な点を含めて,多くのメリットがある.

・今後は臨床試験の結果次第で新たなネオアジュバント療法が導入される可能性があるが,尿路上皮癌治療における化学療法の位置付けは依然として重要である.

腎盂・尿管癌に対するアジュバント療法の最前線

著者: 小村和正 ,   南幸一郎 ,   東治人

ページ範囲:P.392 - P.397

▶ポイント

・尿路上皮癌におけるアジュバント療法は,Phase 3試験でのレベル1エビデンスが最近まで存在しなかった.

・2020年に,Phase 3 POUT試験で,腎盂・尿管癌(UTUC)においてアジュバント化学療法施行のサーベイランスに対する優位性が初めて示された.

・2021年に,尿路上皮癌にアジュバント療法として,ニボルマブ使用のプラセボに対する優位性が初めて示された.

・UTUCのアジュバント療法施行は,術後総腎機能,ネオアジュバント療法施行の有無などにより,総合的に使用薬剤を判断する必要がある.

切除不能/転移性腎盂・尿管癌に対する一次全身薬物治療の最前線

著者: 早川望 ,   菊地栄次

ページ範囲:P.398 - P.401

▶ポイント

・切除不能/転移性腎盂・尿管癌に対する一次治療はプラチナベースの化学療法であり,奏効率は40〜50%と高いが効果を維持できない点が問題であった.

・JAVERIN Bladder 100試験において,一次化学療法後に病勢進行が認められない切除不能/転移性の腎盂・尿管癌を含む尿路上皮癌に対してアベルマブ維持療法は,有意に全生存期間を延長した.

がん化学療法後に増悪した転移性腎盂・尿管癌に対するペムブロリズマブ治療の最前線

著者: 伊藤克弘 ,   北悠希 ,   小林恭

ページ範囲:P.404 - P.408

▶ポイント

・プラチナ製剤治療後に進行した腎盂・尿管癌において,ペムブロリズマブの成績は,臨床試験・実臨床データのいずれにおいても膀胱癌とほぼ同等である.

・腎盂・尿管癌のみを対象とした二次治療の臨床試験は行われていないが,さまざまな新規治療薬が開発されており,腎盂・尿管癌においても個別化医療が進むと考えられる.

がん化学療法後に増悪した転移性腎盂・尿管癌に対するエンホルツマブ ベドチン治療の最前線

著者: 藤田和利 ,   南高文 ,   植村天受

ページ範囲:P.410 - P.414

▶ポイント

・がん化学療法後に増悪した転移性腎盂・尿管癌に対してエンホルツマブ ベドチンにより予後を改善する.

・腎機能低下症例に対してもエンホルツマブ ベドチンは投与可能である.

・Nectin-4の陽性率は膀胱癌と比べ,腎盂・尿管癌では低い可能性がある.

綜説

筋層浸潤性膀胱癌に対する周術期補助薬物治療の最前線

著者: 菊地栄次 ,   早川望

ページ範囲:P.347 - P.353

要旨

 筋層浸潤性膀胱癌に対する標準治療は膀胱全摘除術であるが,さらなる予後向上を目指して周術期補助治療が試みられてきた.代表的な臨床試験としてSWOG8710,VESPER,EORTC 30994,CheckMate 274,IMvigor010が挙げられる.シスプラチンベースの術後補助化学療法は,一般的に患者の忍容性が低く,また術前補助化学療法後の残存高リスク腫瘍に対する追加治療としての意義は乏しい.術後補助治療として最近,ニボルマブの使用が承認され,real-worldでの実績が試されている.今後,筋層浸潤性膀胱癌に対して手術治療と相性のよい,長期予後向上に寄与する新規周術期補助薬物治療の登場が期待される.

書評

誰も教えてくれなかった皮疹の診かた・考えかた[Web動画付]―松田光弘 著 フリーアクセス

著者: 國松淳和

ページ範囲:P.379 - P.379

 さて書評である.

 この本の書評は難しい.なぜならとても良い本だからだ.

トップジャーナルに学ぶセンスのいい科学英語論文の書き方―プレゲンズ ジャンE 著/岩永敏彦 執筆協力 フリーアクセス

著者: 倉本秋

ページ範囲:P.403 - P.403

 本書の著者であるジャンさんとの出会いは,1980年代後半までさかのぼる.当時私が勤務していた東大病院分院の助教授から,ジャンさんを紹介された.知り合って10年間は,2週間に1回程度おしゃべりの機会を持ち,論文ができたら校閲してもらっていた.その後,私の職場は高知大,そして高知医療再生機構へと変わったが,投稿論文は全てジャンさんの手を経ており,今では機構が販売する学内委員会Web審査システムの英文マニュアルまで校正をお願いしている.

 今回,『トップジャーナルに学ぶ センスのいい科学英語論文の書き方』を読み進めながら,30年以上前にレトロな東大分院の建物で教えてもらっていたことは,ステップⅠの「英語のマインドをつくる」に述べられている内容であったと気付いた.確かに,科学論文を書こうとする日本人は皆,英作文はできる.しかし残念なことに,「(日本の)学校英文法」とは似て非なる,「英文」を構成する法則,コンセプトの理解は欠落している.native speaker(以下,native)が学ぶようなparagraph writingの概念を教える授業は,日本にはないからである.そこをすっ飛ばして中学から大学まで英語を学んだ若い研究者たちは,卒前,あるいは卒後しばらくして初めての論文を完成させる.「事実は現在形で」とか,「受動態は少なめがよい」とかいう先輩の指示だけを道標に.“paragraph”を日本語の「段落」に置き換えただけの頭では,「ミニエッセイ風」などの構成は思いも至らない.このような前提を知らないと,nativeのproofreadを受け取ったとき,その朱字を許容し難い場合がある.nativeも,日本人の文の順序や改行を怪訝に思いながら,校正と格闘する羽目になる.

がんCT画像読影のひきだし―稲葉吉隆,女屋博昭,清水淳市,前田章光 編 フリーアクセス

著者: 松尾宏一

ページ範囲:P.417 - P.417

 がん医療の現場では,多種職・多診療科によるキャンサーボードなどのカンファレンスが広く行われ,薬剤師や看護師などの医療チームのメンバーが,これまで以上にCT画像を見る機会が増えている.しかしながらメディカルスタッフが読影に関する教育を受ける機会は乏しく,放射線科医が普段から「どのように捉え」,「何を予測しながら」読影しているか知ることは難しい.

 本書のポイントは「序」にあるように,到達目標を「自力でCT読影ができる」という高いレベルに置くのではなく,若手のメディカルスタッフが「症例報告会における医師の議論やカルテの記載内容を理解し,患者さんの病態をより深く理解できるようになる」という,取り組みやすくかつ実践的なレベルに設定したことだ.そのため,全編において難解な理論については深く立ち入らずにシンプルな内容に徹し,CT画像に詳しくない読者でもスムーズに内容を理解できる.とはいえ,初学者が学習すべきことはしっかり押さえられており,その結果,本書のターゲットであるがん医療に携わるメディカルスタッフにとって非常に理解しやすい入門書となっている.

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目次 フリーアクセス

ページ範囲:P.345 - P.345

次号予告 フリーアクセス

ページ範囲:P.421 - P.421

編集後記 フリーアクセス

著者: 近藤幸尋

ページ範囲:P.422 - P.422

 腎細胞癌に関しての治療は近年目覚しい進歩を遂げています.小職が若い頃は,インターフェロンをはじめとした免疫療法が行われておりましたが,その後,分子標的治療から免疫チェックポイント阻害薬(ICI),そして今はICIとのコンビネーション治療が用いられています.

 一方で,腸内細菌叢の研究も癌治療で進んでいます.本年2月号の編集後記では,腸内細菌がアンドロゲンを生成し去勢抵抗性前立腺癌に影響する話をしましたが,今回は善玉細菌であるプロバイオティクスに関する話題です.プロバイオティクスとは,宿主に有益な作用をもたらす生きた微生物を示す言葉であり,その語源は生物に拮抗的に働く「antibiotics」に対して,「生命のため」により生まれた言葉です.スーパーマーケットやコンビニエンスストアのヨーグルトや乳酸菌飲料コーナーでよく目にするものであり,健康増進や医療分野で広く期待されています.プロバイオティクスは生きた微生物を用いた生菌製品であり,われわれも抗菌薬の投与時にビオフェルミンR®やミヤリサン®などを投与しています.

基本情報

臨床泌尿器科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1332

印刷版ISSN 0385-2393

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