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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科77巻12号

2023年11月発行

文献概要

特集 即,実践! 小児の下部尿路機能障害の診療

小児の間欠導尿管理における注意点と盲点

著者: 里地葉1

所属機関: 1熊本市民病院泌尿器科

ページ範囲:P.1010 - P.1016

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▶ポイント

・小児先天性疾患のなかには排尿障害を伴うものがあり,腎機能温存および症候性尿路感染症予防,尿禁制の獲得のため間欠導尿を必要とすることがある.

・患児の成長に応じて,排尿管理・指導,生活支援のあり方を柔軟に変更していく必要がある.

・思春期は排尿管理不良から腎機能障害を引き起こすハイリスクな時期であることを十分に認識し,準備・対応していく必要がある.

参考文献

1) Merlini E, et al : Treatment of Vesicoureteric Reflux in the Neurogenic Bladder. Br J Urol 72 : 969-971, 1993
2) Peyronnet B, et al : Urologic Disorders Are Still the Leading Cause of In-Hospital Death in Patients with Spina Bifida. Urology 137 : 200-204, 2020
3) Austin PF, et al : The Standardization for Terminology of Lower Urinary Tract Function in Children and Adolescents : Update Report from the Standardization Committee of the International Children's Continence Society. J Urol 191 : 1863-1865, 2014
4) Dik P, et al : Early Start to Therapy Preserves Kidney Function in Spina Bifida Patients. Eur Urol 49 : 908-913, 2006
5) 萩原綾子 : 高校入学をきっかけにCISCが継続できなくなった思春期の女性へのケア 自分らしい“セルフケア”を目指して. 泌ケア11 : 720-723, 2006
6) Satoji Y : Influences of the 2016 Kumamoto Earthquakes on Children Who Require Clean Intermittent Catheterization. 日小児泌会誌30 : 37-42, 2021

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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