文献詳細
増刊号特集 泌尿器内視鏡最新手術
副腎・腎・後腹膜の手術
後腹膜到達法による腹腔鏡下副腎摘除術[左・右]
著者: 繁田正信1 古谷知己1 野村直史1 岩根亨輔1 福岡憲一郎1
所属機関: 1呉医療センター・中国がんセンター泌尿器科
ページ範囲:P.31 - P.34
文献概要
◇後腹膜到達法の腎摘除術と同様,後腹膜腔を展開,腎背面,特に腎門部より頭側を,大血管周囲を含めて可及的に広く剝離しておく.次いで,腎腹側,内側を剝離し,最後に副腎―腎間を離断し,副腎を摘出する.
◇副腎へ流入する動脈は細く,術前に同定することは比較的困難である.大血管側から副腎背面につながる索状物を処理する過程で離断する.副腎中心静脈は左右で異なるため,それぞれ適切な時期に処理する.
*本論文中、[▶動画]マークのあるものにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年4月末まで公開)。
参考文献
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