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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科77巻4号

2023年04月発行

文献概要

増刊号特集 泌尿器内視鏡最新手術 尿管・膀胱の手術

ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法

著者: 本田正史1 武中篤1

所属機関: 1鳥取大学医学部器官制御外科学講座腎泌尿器学分野

ページ範囲:P.118 - P.122

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Point

◇ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法は,膀胱鏡を用いてA型ボツリヌス毒素製剤を膀胱筋層に注入する治療法であり,手技は非常に簡便で,ほとんどの症例は外来で実施可能である.

◇硬性または軟性膀胱鏡を用いて行う.軟性膀胱鏡を使用する場合は,局所麻酔薬注入による膀胱粘膜麻酔下に行うことが可能である.

◇注入は三角部,頂部を避け,後壁,右壁,左壁に分割して行う.注入部位のシェーマを作成しておくと,よりスムーズに施行することができると思われる.

*本論文中、[▶動画]マークのあるものにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年4月末まで公開)。

参考文献

1) 本田正史, 他 : ボツリヌス療法. 臨泌74 : 601-606, 2020
2) 本田正史, 他 : ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法. 臨泌76 : 310-315, 2022
3) Hikita K, et al : Botulinum Toxin Type A Injection for Neurogenic Detrusor Overactivity : Clinical Outcome in Japanese Patients. Int J Urol 20 : 94-99, 2013
4) Yokoyama O, et al : OnabotulinumtoxinA (Botulinum Toxin Type A) for the Treatment of Japanese Patients with Overactive Bladder and Urinary Incontinence : Results of Single-Dose Treatment from a Phase III, Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Trial (Interim Analysis). Int J Urol 27 : 227-234, 2020
5) Honda M, et al : Botulinum Toxin Injections for Japanese Patients with Urinary Incontinence Caused by Neurogenic Detrusor Overactivity : Clinical Evaluation of OnabotulinumtoxinA in a Randomized, Placebo-Controlled, Double-Blind Trial with an Open-Label Extension. Int J Urol 28 : 906-912, 2021

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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