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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科77巻6号

2023年05月発行

特集 ここだけは押さえておきたい 間質性膀胱炎・膀胱痛症候群診療のポイント

〈診断〉

膀胱鏡所見

著者: 大塚篤史1 三宅秀明1

所属機関: 1浜松医科大学泌尿器科学講座

ページ範囲:P.434 - P.441

文献概要

▶ポイント

・膀胱鏡検査は,「ハンナ病変の検出」ならびに「混同しうる各種疾患・病態(特に膀胱悪性腫瘍)の除外」のために有用な検査である.

・問診や検査所見から間質性膀胱炎・膀胱痛症候群(IC/BPS)を疑う場合には,積極的な膀胱鏡検査を検討する.

・ハンナ病変は,淡紅色を呈しその境界は比較的はっきりしており病変部は平坦かつ平滑である.ハンナ病変周囲の毛細血管は,病変中心部に向かって集簇(しゅうぞく)する.

*本論文中、[▶動画]マークのあるものにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年5月末まで公開)。

参考文献

1) 日本間質性膀胱炎研究会, 他 (編) : 間質性膀胱炎・膀胱痛症候群診療ガイドライン. リッチヒルメディカル, 東京, 2019
2) 松本力哉, 他 : 間質性膀胱炎の診断におけるnarrow-band imaging systemの使用経験 (会議録). 日泌会誌102 : 428, 2011
3) Ueda T, et al : New Cystoscopic Diagnosis for Interstitial Cystitis/Painful Bladder Syndrome Using Narrowband Imaging System. Int J Urol 15 : 1039-1043, 2008
4) 日本間質性膀胱炎研究会ガイドライン作成委員会 (編) : 間質性膀胱炎診療ガイドライン. ブラックウェルパブリッシング, 東京, 2007
5) 本間之夫 (監修) : ハンナ型間質性膀胱炎 診断Atlas. メディカルレビュー, 東京, 2022

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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