icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科78巻1号

2024年01月発行

特集 泌尿器腹腔鏡手術ガイドラインを紐解く―EBMに基づいた手術選択

企画にあたって

泌尿器腹腔鏡手術ガイドラインを紐解く―EBMに基づいた手術選択 フリーアクセス

著者: 近藤幸尋1

所属機関: 1日本医科大学医学部泌尿器科学講座

ページ範囲:P.5 - P.5

文献概要

 月日の流れおよび医学の進歩は非常に速いものです.泌尿器科領域では2012年に前立腺癌でロボット手術が保険適用になってから,腎部分切除および膀胱全摘が2018年までに保険収載されています.2020年には腎盂形成および仙骨腟固定術,2022年には腎盂尿管全摘,腎摘および副腎摘除までロボット手術の適応が拡がっています.日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会では2020年に泌尿器腹腔鏡手術ガイドライン2020年版を発刊しました.このガイドラインは,腹腔鏡とロボット手術をまとめてガイドライン化したものです.時代は「腹腔鏡が常識」から「ロボット支援手術が常識」に変化してきています.

 今回,日本内視鏡外科学会の「技術認定取得者のための内視鏡外科診療ガイドライン」改訂に伴い,泌尿器科領域も改訂を行っています.泌尿器科領域は,すでに2020年に腹腔鏡とロボット手術を中心に改訂を行っているため,ロボット手術におけるより臨床に沿った疑問に答える形式となっています.つまり現状ではロボット手術は通常で行われている中で,ステージの高いものなどでのエビデンスを検討し,推奨グレードを決定しています.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら