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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科78巻12号

2024年11月発行

特集 泌尿器科医が知っておくべき感染症ベストコレクション

腸管感染症

著者: 中村(内山)ふくみ1

所属機関: 1東京都立墨東病院感染症科

ページ範囲:P.950 - P.955

文献概要

▶ポイント

・悪心,嘔吐,下痢症状が真に「腸管感染症」であるかを見極める.

・入院患者の抗菌薬関連下痢症はClostridioides difficile感染症(CDI)が最も頻度が高く,感染管理の点からも重要な感染症である.

・病原体確定前の感染対策は経験的症候群別予防策が重要である.病原体確定後,ウイルス性腸炎は接触予防策と飛沫予防策を,CDIは接触予防策を行う.

参考文献

1) 中村 (内山) ふくみ : “消去法”で絞り込む抗菌薬選択 腸管感染症. 総合診療33 : 799-803, 2023
2) 厚生労働省 : 令和5年食中毒発生状況 https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001213032.pdf (2024年8月27日閲覧)
3) 日本感染症学会 : 腸管感染症. JAID/JSC感染症治療ガイド2023
4) 日本造血・免疫細胞療法学会 : 造血細胞移植ガイドライン―サイトメガロウイルス感染症第5版. 2022 https://www.jstct.or.jp/uploads/files/guideline/01_03_01_cmv05.pdf (2024年8月27日閲覧)
5) 日本臨床微生物学会 : 腸管感染症検査ガイドライン第2版. 日臨微誌31 (Suppl 12), 2021
. Clin Infect Dis 55 : 982-989, 2012.
感染対策ガイド. 環境感染誌37 (Suppl II), 2022
感染症診療ガイドライン2022, 2023 https://www.chemotherapy.or.jp/uploads/files/guideline/cdi_shinryou7101.pdf (2024年9月2日閲覧)
9) 日本感染症学会 : インバウンド感染症の感染対策. 感染症クイックリファレンス https://www.kansensho.or.jp/ref/inbound.html (2024年9月2日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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