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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科78巻3号

2024年03月発行

文献概要

特集 今こそ考えよう! 尿路結石の再発予防

感染結石への対処は?

著者: 高沢亮治1

所属機関: 1東京都立大塚病院泌尿器科・尿路結石センター

ページ範囲:P.214 - P.217

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▶ポイント

・結石患者の高齢化によって,一次性・二次性の感染結石の比率が増える可能性がある.

・感染結石は周術期の感染性合併症のリスクが高いだけでなく,再発リスクも高い.

・再発予防の基本は,結石の完全除去と抗菌薬治療だが,慢性的な感染尿の除菌は難しい.

・積極的にメチオニンを摂取して尿pHを下げることで再発予防効果が期待される.

参考文献

1) Sakamoto S, et al : Chronological changes in the epidemiological characteristics of upper urinary tract urolithiasis in Japan. Int J Urol 25 : 373-378, 2018
2) 高沢亮治, 他 : 高齢者・寝たきり患者の腎・尿管結石に対する内視鏡的結石破砕術. 日レーザー医会誌35 : 456-461, 2015
3) Taguchi M, et al : Effectiveness and Safety of Ureteroscopic Lithotripsy in Young, Old-Old, and Oldest Old Patients. J Endourol 36 : 439-443, 2022
4) Tamiya T, et al : Stone-event-free survival after ureteroscopic lithotripsy by age : comparison between young and older patients. Urolithiasis 51 : 74, 2023 https://doi.org/10.1007/s00240-023-01449-z (2024年1月20日閲覧)
5) 日本泌尿器科学会, 他 (編) : 尿路結石症診療ガイドライン 第3版. 医学図書出版, 2023
6) Siener R, et al : Effect of L-Methionine on the Risk of Phosphate Stone Formation. Urology 98 : 39-43, 2016
7) EAU Guidelines on Urolithiasis (2023) https://uroweb.org/guidelines/urolithiasis (2024年1月20日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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