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編集後記 フリーアクセス
著者: 小島祥敬
所属機関:
ページ範囲:P.242 - P.242
昨年の12月に,医局員と東京電力福島第一原子力発電所の視察に行ってきました.放射線量も震災当時に比べればかなり低下し,冷温停止状態になった1号機〜4号機から80mの至近距離まで防護服なしで近づくことが可能でした.世界に前例のない廃炉作業に従事している作業員の方々の懸命なご努力に胸が打たれました.その一方で,震災から13年が経ってなお瓦礫が残る1号機を目の当たりにし,爆発時の映像が蘇り感傷的な気分になりました.そして改めて震災の悲惨さを感じるとともに,福島県に対する風評被害の対策に向き合っていかなければならないと決意を新たにしました.
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