文献詳細
増刊号特集 薬の使い方がすぐわかる 泌尿器科処方ガイド
9.腫瘍《抗がん薬の副作用対策》
文献概要
処方のポイント
●発熱性好中球減少症(FN)の頻度が高いレジメンでは顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)による一次予防を行う.
●前サイクルでのFNの発症や遷延性好中球減少症による治療延期が必要となった場合は,G-CSFによる二次予防を検討する.
●FNには,早期に抗緑膿菌活性のある抗菌薬を投与する.
●発熱性好中球減少症(FN)の頻度が高いレジメンでは顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)による一次予防を行う.
●前サイクルでのFNの発症や遷延性好中球減少症による治療延期が必要となった場合は,G-CSFによる二次予防を検討する.
●FNには,早期に抗緑膿菌活性のある抗菌薬を投与する.
参考文献
1) 日本癌治療学会 (編) : G-CSF適正使用ガイドライン2013年版ver.2. 金原出版, 2015
2) 日本臨床腫瘍学会 (編) : 発熱性好中球減少症 (FN) 診療ガイドライン 改訂第2版―がん薬物療法時の感染対策. 南江堂, 2017
3) 厚生労働省医薬・生活衛生局 : 血液製剤の使用指針. 平成31年3月 http://yuketsu.jstmct.or.jp/wp-content/uploads/2019/03/4753ef28a62e4485cb6b44f92ebad741.pdf (2023年12月20日閲覧)
4) Klastersky J, et al : The Multinational Association for Supportive Care in Cancer risk index : A multinational scoring system for identifying low-risk febrile neutropenic cancer patients. J Clin Oncol 18 : 3038-3051, 2000
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