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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科78巻6号

2024年05月発行

文献概要

特集 泌尿器科医のための核医学―正しく理解して潮流に乗れ! 〈従来の核医学〉

腎動態シンチグラフィー(99mTc-DTPA,99mTc-MAG3),腎静態シンチグラフィー(99mTc-DTPA)と尿路シンチグラフィー

著者: 石井士朗1

所属機関: 1福島県立医科大学医学部 放射線医学講座

ページ範囲:P.346 - P.352

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▶ポイント

・腎シンチグラフィーは非侵襲的に分腎機能を測定できる検査である.

・腎動態シンチグラフィーは腎障害の分類の推定,尿路閉塞の評価,腎切除術予定患者の残存腎機能予測に有用である.

・腎静態シンチグラフィーは腎瘢痕の評価,機能腎の容量評価が可能である.

・腎シンチグラフィーの定量値は施設間差があるため,自施設での大まかな正常値を把握しておく必要がある.

参考文献

1) 久田欣一, 他 (監修) : 最新臨床核医学 改訂第3版. pp460-493, 金原出版, 1999
2) 玉木長良, 他 (編) : わかりやすい核医学. pp174-189, 文光堂, 2016
3) Gates GF : Glomerular filtration rate : estimation of the fractional renal accumulation of 99mTc-DTPA (stannous). AJR Am J Roentgenol 138 : 565-570, 1982
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5) Ishii S, et al : Impact of iodine contrast media on gamma camera-based GFR and factors affecting the difference between serum creatinine-based estimated GFR and Gate's GFR. Nucl Med Commun (in press)
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7) 古田明大 : 腎シンチグラフィーの基礎. 核医技40 : 58-60, 2020
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9) 日本腎臓学会 (編) : CKD診療ガイド2012. 東京医学社, 2012
10) Clarke SE, et al : Technetium-99m-DMSAstudies in pediatric urinary infection. J Nucl Med 37 : 823-828, 1996
11) 坂井清英, 他 : DMSA腎シンチグラムによるVURの腎障害の評価の落とし穴. 日小泌会誌18 : 16-22, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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