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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科78巻8号

2024年07月発行

文献概要

特集 前立腺肥大症の診療トランスフォーメーション―低侵襲的外科治療の台頭 〈疫学〉

多種多様である男性下部尿路症状―日本排尿機能学会疫学調査JaCS2023の結果より

著者: 三井貴彦12

所属機関: 1山梨大学大学院総合研究部 泌尿器科学講座 2日本排尿機能学会疫学調査実行員会

ページ範囲:P.518 - P.524

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▶ポイント

・日本排尿機能学会では,下部尿路症状に関する疫学調査を約20年ぶりに行ったが,尿排出症状の有症率は前回の調査とほぼ同等であった一方で,蓄尿症状では全般的に低い有症率であった.

・夜間頻尿が最もQOLに影響を与える症状であった.

・下部尿路症状での受診率は,今回の調査でも低値であった.

参考文献

1) 日本泌尿器科学会 (編) : 男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドライン. リッチヒルメディカル, 2017
2) 日本泌尿器科学会 : 男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドライン (修正・追加2020). リッチヒルメディカル, 2020
3) Homma Y, et al : An epidemiological survey of overactive bladder symptoms in Japan. BJU Int 96 : 1314-1318, 2005
4) Homma Y, et al : Epidemiologic survey of lower urinary tract symptoms in Japan. Urology 68 : 560-564, 2006
5) 本間之夫, 他 : 排尿に関する疫学的研究. 日排尿機能会誌14 : 266-277, 2003
6) Mitsui T, et al : Prevalence and impact on daily life of lower urinary tract symptoms in Japan : results of the 2023 Japan Community Health Survey (JaCS 2023). Int J Urol 2024 Mar 21. doi : 10.1111/iju.15454, 2024 [Online ahead of print]
7) Homma Y, et al : Symptom assessment tool for overactive bladder syndrome--overactive bladder symptom score. Urology 68 : 318-323, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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