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臨牀例
胃癌の一家系に就て
著者: 松倉三郞1 若山力1
所属機関: 1日本醫科大學
ページ範囲:P.42 - P.44
文献購入ページに移動 腫瘍が家族的に發生することは昔から知られて居り殊に惡性腫瘍に就ては詳細に調査されて居る。文獻上有名なものを二・三拾つて見ると。
Warthinの調査したG家の家系では146人中28人に癌が證明されその癌發生率は全人員に對して19%,大人の總數88人に對しては31%となつて居る。これを臟器別にすると28例の癌腫中15例は消化器系統に,12例は子宮に,1例は卵巣に原發したものである。
Warthinの調査したG家の家系では146人中28人に癌が證明されその癌發生率は全人員に對して19%,大人の總數88人に對しては31%となつて居る。これを臟器別にすると28例の癌腫中15例は消化器系統に,12例は子宮に,1例は卵巣に原發したものである。
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