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症例報告
皮膚轉移を伴へる耳下腺惡性混合腫瘍に就いて
著者: 毛受松壽1
所属機関: 1東京醫學齒學專門學校外科學教室
ページ範囲:P.33 - P.36
文献購入ページに移動緒言
唾液腺特に耳下腺には屡々各種の腫瘤の發生を見るがその過半數は混合腫瘍(80-90%)である。その本態竝に發生機轉に關しては,古來種々論議せらるるが未だ歸する所を知らぬ。特にその惡性變化に關しては我々臨牀に携はる者の常に注意を怠らぬところである。最近適々皮膚轉移を伴ひ死後剖檢により,はじめて内臓諸臓器に廣汎な轉移を證明した極めて稀有なる1症例を經驗したのでその概要を報告する。
唾液腺特に耳下腺には屡々各種の腫瘤の發生を見るがその過半數は混合腫瘍(80-90%)である。その本態竝に發生機轉に關しては,古來種々論議せらるるが未だ歸する所を知らぬ。特にその惡性變化に關しては我々臨牀に携はる者の常に注意を怠らぬところである。最近適々皮膚轉移を伴ひ死後剖檢により,はじめて内臓諸臓器に廣汎な轉移を證明した極めて稀有なる1症例を經驗したのでその概要を報告する。
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