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文献詳細

雑誌文献

臨床外科10巻12号

1955年11月発行

文献概要

綜説

炭鉱災害による腹部内臓損傷

著者: 重森仙藏1 重藤己壽夫1 重松加久雄1

所属機関: 1社会保険田川病院

ページ範囲:P.921 - P.925

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I.緒言
 産業,交通の発達と世相の変化に伴い,事故や傷害による身体損傷は,工場,鉱山,都市,農村を問わず広く発生しているが,これ等損傷の中でも腹部内臓の損傷は,直接生命に影響し,且つ急を要する損傷に属するので,外科臨床上重要な問題である.
 我々が取扱つた腹部内臓損傷例は,昭和25年6月より30年5月までの5年間に23例であるが,病院が炭鉱地帯に在る関係上,その殆んどすべてが炭鉱災害によるものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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