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綜説
新局所麻醉剤Xylocaineについて
著者: 佐井勇二郞1 山本眞1
所属機関: 1九州大学医学部整形外科教室
ページ範囲:P.989 - P.992
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1905年Einhorn及びUhlfelderによつて合成されたProcaineの出現が外科的治療の発達に寄与する所が甚だ大であつた.その後も多くの局所麻酔剤が見出されたが,1954年Stockholm大学のLöfgren及びLundquistは新局所麻酔剤Xylo—caineを合成し,その作用はPro—caineに優り毒性はCocaineは勿論Patocaineより弱く,熱に対しても安定で100℃の滅菌にも変化しないといわれ,既に外国に於ては臨床的にも用いられ,その優秀性が認められている.
1905年Einhorn及びUhlfelderによつて合成されたProcaineの出現が外科的治療の発達に寄与する所が甚だ大であつた.その後も多くの局所麻酔剤が見出されたが,1954年Stockholm大学のLöfgren及びLundquistは新局所麻酔剤Xylo—caineを合成し,その作用はPro—caineに優り毒性はCocaineは勿論Patocaineより弱く,熱に対しても安定で100℃の滅菌にも変化しないといわれ,既に外国に於ては臨床的にも用いられ,その優秀性が認められている.
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