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症例
気管支癌を疑われた肺結核腫の1例
著者: 八田忠久1
所属機関: 1神戸医大第一外科
ページ範囲:P.1019 - P.1020
文献購入ページに移動 胸部外科の発達に伴い,肺癌と肺の結核腫との鑑別診断が重要視され,G.J.Culver,et al 1)(1950),H. W. Mahon&J.H. Forsee2)(1950)を初め欧米並びに本邦に於ても諸家の経験による多数の報告があつて之について論及している.
気管支癌の診断は,現在レ線検査並びに気管支鏡による諸検査の発達によつて,その80%に確診がつくといわれるが3),時には癌を否定できぬまゝに開胸,切除して,病理組織学的の決定にまつ場合が屡々起る事が多い4).
気管支癌の診断は,現在レ線検査並びに気管支鏡による諸検査の発達によつて,その80%に確診がつくといわれるが3),時には癌を否定できぬまゝに開胸,切除して,病理組織学的の決定にまつ場合が屡々起る事が多い4).
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