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文献詳細

雑誌文献

臨床外科10巻2号

1955年02月発行

文献概要

綜説

頭部外傷時の気脳法の治療効果の検討

著者: 中村嘉三1 何洸照1 石森彰次2

所属機関: 1健康保瞼組合下谷病院外科 2慶応大学医学部外科

ページ範囲:P.109 - P.115

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緒言
 気脳法はDandy1)により施行され,脳外科に於いては診断上欠くべからざる方法として広く行われ,頭部外傷に対してもFischer2),Nohtfield3)其の他我国に於いても斎藤4),荒木5),高村6),高山7)等の研究がある.又治療面でも,Leriche,斎藤,鈴木8)其の他は癲癇等に対し,高山9)は頭部外傷早期に於ける本法の治療効果を報告している.しかしその作用機序に就いては未だ明かにされていない.吾々も頭部外傷其の他に対し気脳法を施行し,その治療効果につてい検討すると共に,同時に血液其の他の検査を行い,その作用機序の一端を追求した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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