文献詳細
綜説
肺結核の外科的早期治療
著者: 伊藤健次郞1 窪田博吉1 內藤徹郞1 武田淸一1 大和田耕一1 木村嘉孝1 井上照彥1
所属機関: 1千葉大学医学部河合外科
ページ範囲:P.173 - P.181
文献概要
肺結核の外科的療法はこゝ数年間目まぐるしいほどの変遷と進歩を示し,虚脱療法から直達療法へと転じていつた.そして現在の見通しとしては肺切除療法が肺結核外科の主体をなすものと考えられる.
肺切除の適応に関しては幾多の研究があるが,極く小さい病巣特に化学療法等のあとに残存する小乾酪巣を,如何に処置すべきかに関しては一定の説がない.
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