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文献詳細

雑誌文献

臨床外科10巻3号

1955年03月発行

症例

胃潰瘍の出血死にみた肝臓所見

著者: 白石幸治郞1 川內正充

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科学教室

ページ範囲:P.211 - P.212

文献概要

 胃,十二指陽潰瘍による大量の出血が時に直接致死的原因となることは周知のことである.我々は最近当教室に於てAzotemiaによる症状と思われる経過をたどつて死亡した症例を経験したが,剖検によつて新鮮胃潰瘍からの大量出血があつたことを知り,同時に肝臓に高度の実質障碍を認めた.最近胃出血と肝臓との特殊性が論じられているが,この点から本症例について考察を試みたのでこゝに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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