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文献詳細

雑誌文献

臨床外科10巻4号

1955年04月発行

綜説

胃全摘後の食餌性過血糖並びに糖尿の発現機序に就いて

著者: 淸水力1

所属機関: 1九州大学医学部第二外科教室

ページ範囲:P.229 - P.233

文献概要

I.緒 言
 胃全摘後には胃の種々なる機能が全く消失する結果,術後代謝の研究は極めて重要な課題であり,教室では早くから此の方面に就いて系統的な研究が行れて来た.糖代謝の面では,教室鶴丸は本手術後には胃切除後と異り澱粉経口的投与時に著明な過血糖が現れ,糖尿が発現し,後血糖は下降して反応性低血糖に移行する事を実験報告したが,私は斯る現象の発現機序を多方面から追求し聊か興味ある知見を得たので茲にその要旨を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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