icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科10巻4号

1955年04月発行

症例

特発性破裂に因り腹腔内出血を来せるHepatomの1例

著者: 宮川忠弘1

所属機関: 1青森市東青病院外科

ページ範囲:P.261 - P.263

文献概要

 原発性肝癌は他臓器の原発性癌に比すれば極めて稀なものであるが,本邦に於ては欧米諸国に比してその頻度は高いと云われ,貴家氏によると米国のそれに比して約8倍なりと云う.本症は術前その確診を得ることは極めて困難で,多くは外科的手術によつて診断が確定される.私は肝腫瘍に腹腔内出血を伴いたるものを開腹し,特発性肝破裂なることを確かめ,その破裂肝臓がHepatomなることを組織学的検索により確定した1例を経験したので茲に報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら