文献詳細
綜説
文献概要
骨折もしくは骨切りその他,観血的に骨接合あるいは固定が要請されるとき,採択せらるべき方法材料等は決してすくなくない.Kirschner鋼線も,それらのなかから適宜撰択せらるべきひとつの方法にすぎぬが,実際上このもののしめる比重は大きい.その意味で,Kirschner鋼線が骨の固定材料として如何に,そして如何なる限度迄有用であり得るかということを吟味することは無意味でないと信ずる.
以上のことをいとぐちとして,私達の自験例を手引とし,Kirschner鋼線の有用性とその限界について主旨弁明を行つてみたい.
以上のことをいとぐちとして,私達の自験例を手引とし,Kirschner鋼線の有用性とその限界について主旨弁明を行つてみたい.
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