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文献詳細

雑誌文献

臨床外科10巻5号

1955年05月発行

綜説

骨固定材料としてのKirschner鋼線の有用性とその限界

著者: 玉置拓夫1

所属機関: 1徳島大学医学部整形外科教室

ページ範囲:P.335 - P.341

文献概要

 骨折もしくは骨切りその他,観血的に骨接合あるいは固定が要請されるとき,採択せらるべき方法材料等は決してすくなくない.Kirschner鋼線も,それらのなかから適宜撰択せらるべきひとつの方法にすぎぬが,実際上このもののしめる比重は大きい.その意味で,Kirschner鋼線が骨の固定材料として如何に,そして如何なる限度迄有用であり得るかということを吟味することは無意味でないと信ずる.
 以上のことをいとぐちとして,私達の自験例を手引とし,Kirschner鋼線の有用性とその限界について主旨弁明を行つてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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