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綜説
文献概要
近年各種抗生剤に依る化学療法の進歩に依り整形外科領域に於ても細菌感染症の治癒率は著しい上昇を示している.然し一面に於て,感染菌は化学療法の洗礼を受けて次第に抵抗性を獲得したものが現われて来たので,化学療法剤の選択や投与量の決定には相当に苦心を払わなければならない様になつた.従つて最近の化学療法は感染菌の化学療法剤に対する感受性を検査した後に開始するのが合理的であるが,従来の検査法では臨床上の応用には余りに煩雑の憾がないではない.
今回感受性測定を簡単に行い得る感応錠を種々なる整形外科的感染症に応用したので,その結果に就いて述べる.
今回感受性測定を簡単に行い得る感応錠を種々なる整形外科的感染症に応用したので,その結果に就いて述べる.
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