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文献詳細

雑誌文献

臨床外科10巻7号

1955年07月発行

文献概要

綜説

トリプシンの外科領域に於ける應用について

著者: 関根迪才1 樋口公明2 黄煥堂3

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科学教室 2下谷病院外科 3本多病院外科

ページ範囲:P.437 - P.442

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 結晶トリプシンが各種蛋白質に対して強力な消化作用を持つていることは古くより知られていたが,壊死組織融解剤として使用される様になつたのは極めて最近の事で1951年Roettig et al.によつて優秀な壊死組織融解剤であることが実証せられ,その後多くの学者に依つてその秀れた効果が確認されるに至つた,吾が邦に於いても既に各方面の臨床成績が発表せられているが,吾々も外科領域に於いてTrypsilin(持田)(以下T. R.と略す)を使用する機会を得,一応の成果を得たので現在迄に得た成績を簡単に報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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