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文献詳細

雑誌文献

臨床外科10巻7号

1955年07月発行

文献概要

綜説

無痛の組織内消毒法及び組織内消毒を兼ねた局所麻痺法—キシロカイン-ペニシリン液による

著者: 布施貞夫1

所属機関: 1群馬大学口腔外科学教室

ページ範囲:P.461 - P.462

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1.緒 言
 最近,我国にもキシロカイン(ザイロカイン)が輸入され新しい局所麻痺剤(Anaesthetica)として広く使用されようとしているが,私はこのキシロカインを利用してキシロカイン-ペニシリン混合液をつくると,(1)局所麻痺と同時に局所の組織内消毒を行いうること,及び反対に考えて利用すると,(2)無痛に組織内注射消毒法が出来ることを知り,この二つの方法はキシロカインの出現によつて可能になつたという点で特筆大書さるべきものであり,又,キシロカインの性質中ではプロカインに優る性格とてし特に重大な価値づけをさるべきものと考えたので,この点を強張して記述することにした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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