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文献詳細

雑誌文献

臨床外科10巻9号

1955年09月発行

文献概要

綜説

骨関節結核の観血的手術に対する輸血並に輸液

著者: 武田躬行1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学整形外科

ページ範囲:P.615 - P.622

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I.緒言
 余は曾て骨関節結核の観血的手術の生体に及ぼす影響(東京慈恵会医科大学雑誌第70巻3号)と題して骨関節結核の手術,殊に関節切除術や固定術を行つた場合の血液所見(赤沈,赤血球,血色素,白血球,ヘモグラム)が如何に変化するかを各関節別に検討した.
 飜つて惟うに従来,骨関節結核は保存的療法に依存する所が多かつたが,Pc, SM, Pas, Tbi,INAH等の化学療法剤の発見以来,手術療法が盛となつて来た.殊に片山教授は関節切除術から更に進んで人工骨頭の応用にまでその治療法を拡大され,骨関節結核の治療に明るい希望を与えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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