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文献詳細

雑誌文献

臨床外科10巻9号

1955年09月発行

文献概要

綜説

静脈麻醉剤の使用経験例,特にThiobal及びRavonalについて

著者: 都香隆1 安井愼太郞1 岩井邦夫1 和田壽郞2

所属機関: 1札幌医大外科学教室 一般外科 2札幌医大胸部外科

ページ範囲:P.624 - P.626

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緒言
 最近本邦に於ても麻酔学は長足の進歩をとげ,種々の大手術が安全に行われる様になつた.静脈麻酔法は1932年Wesseにょり,Evipan-Naが臨床的に認められてから使用方法の簡単,麻酔経過の円滑,副作用の僅少,覚醒の迅速な点等により漸次応用せられ現在Barbiturateが優秀な静脈麻酔剤として広く使用せられている.現在使用されているBarbiturateの主なものは第1表に示してある5種類である.
 以上の内我々はPentothalの邦製品ThiobalとRavonalについて,第2表に示すように,夫々臨床例100例に使用しその効果を臨床的に比較してみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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