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文献詳細

雑誌文献

臨床外科10巻9号

1955年09月発行

文献概要

症例

制癌剤過剰使用によると思われる1死亡例について

著者: 余語弘1 大村明1 鈴木竜哉1

所属機関: 1名古屋大学医学部今永外科教室

ページ範囲:P.631 - P.633

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 各種制癌剤の発見と共に現在多くの制癌剤が臨床的に用いられ,種々の腫瘍性疾患に対する治療成績が報告されている.而して異つた構造を有する種々の制癌剤に共通に見られる副作用として造血器障碍が挙げられる.
 我々は制癌剤特にNitrogen-Mustard-N—Oxide(ナイトロミン)の過剰作用により強く造血器障碍を起し遂にAgranulocytosisの症状を来し死亡せる例を経験したのでこゝに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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