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文献詳細

雑誌文献

臨床外科11巻12号

1956年12月発行

文献概要

綜説

セロトニン.その外科的考察

著者: 澁沢喜守雄1 齋藤純夫1 細谷貞一1 阿部楫郞1

所属機関: 1群馬大学渋沢外科教室

ページ範囲:P.795 - P.819

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はしがき
 胃腸粘膜のenterochromaffin細胞の分泌,ことにその生理作用に最初に注目したのは1930〜1933年の間,Cordier & Lison(1930),Lison(1931),Clara & Canal(1932),Clara(1933)らであつた.Feyrter(1934)はその分泌顆粒がformaldehyd含有液に固定されたのち,はじめて嗜銀性となることを見出している.enterochromaffin細胞といわれるものはNicolas(1890)が最初に記載して以来,研究者により種々の名称が附与され,すなわち,cellules argentaffines(Masson),chromoargentaffine Zellen(Cordier),gelbe Zellen(Schmidt,Hamperl),basalgekörnte Zellen(Clara),Cellules réductrices(Masson)などがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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