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文献詳細

雑誌文献

臨床外科11巻12号

1956年12月発行

文献概要

症例

Phenothiazine系薬物の全身麻酔に対する応用に就いて(第2報)—P391(Pacatal)を中心として

著者: 秦野滋1 福田邦雄1 田崎亟治1 喜々津重胤1 小畑龍馬1 田村文雄1 永島寬秀1

所属機関: 1長崎大学医学部第一外科教室

ページ範囲:P.864 - P.869

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1.まえがき
 Phenothiazine-derivateによる強化麻酔については,我々が第1報4)に述べたように,幾多の報告が相踵いで発表され,各種Cocktailの作用機序,病態生理,適応並びに副作用等も次第に闡明されて来ている.
 我々は1955年初頭以来,chlorpromazine(以下CPZと略),Promethazine,Diéthiazineの3つの薬物を主体とし,これにOpystan,Atropin,Procain等を加えて数種のCocktailを作り,手術の種類,部位,並びに患者に行つた術前検査の綜合結果に応じて自由に適用し,既に400余例の強化麻酔を行つて来た.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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