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文献詳細

雑誌文献

臨床外科11巻13号

1956年12月発行

文献概要

特集 吐血と下血 症例

三胎に見られた先天性股関節脱臼

著者: 柳田隆1

所属機関: 1札幌医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.1030 - P.1032

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1.まえおき
 先天性股関節脱臼の遺伝問題に関連し整形外科の分野においても双生児の研究が進むにつれ,先天股脱双生児の報告も蒲原の18例,近藤らの8例,菊野の4例など,わが国においても約40例の報告が見られるが,今回私は三胎にみられた先天股脱を経験した.三胎そのものゝ分娩が稀である上に三児ともに先天股脱を伴つていることはきわめて稀であり,遺伝学的にも興味あると考えられるので,こゝに報告し,諸賢の御参考に供する次第である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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