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文献詳細

雑誌文献

臨床外科11巻13号

1956年12月発行

文献概要

特集 吐血と下血 症例

ヒルシュスプルング氏病の一治験例

著者: 佐野開三1 高木彬1

所属機関: 1岡山大学医学部津田外科教室

ページ範囲:P.1034 - P.1038

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 本症は結腸殊にS字状部腸管の肥大拡張と,頑固な便秘を来す幼小児疾患として,1888年Hirs—chsprung1)が初めて記載して以来,諸家により多数の報告をみているが,その成因及び治療法に関しては,定説をみないまま最近に及んでいる.1948年Whitehouse,Kernohan2)及びSwenson等3)の先天性神経節欠除説に基く根治手術のたいとうにより,治療成績も大いに上つて来た.最近吾々も8歳の男子における本症の一治験例を得たのでここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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