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文献詳細

雑誌文献

臨床外科11巻13号

1956年12月発行

文献概要

特集 吐血と下血 症例

巨大なる膝窩動脈瘤の剔出手術例

著者: 佐々木行雄1 相星市郞1 下地晋1 守屋万喜夫1

所属機関: 1札幌医科大学外科学教室

ページ範囲:P.1039 - P.1041

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 近年,退行性変化,とくに血管系の病変が増加しそれとともに血管系病変の予防および修復がより積極的となつてきている.血管系病変のなかで動脈瘤について古くから文献に記載されているがその頻度は大動脈にもつとも多く,膝窩動脈,股動脈,頸動脈,鎖骨下動脈などがこれについでみられるとされているが,膝窩動脈瘤についての報告は,この30年来のわが国の文献では,20例を超えずとされている.われわれは最近きわめて巨大なる右膝窩動脈瘤を手術的に剔出,しかも手術後なんらの障碍なく治癒せしめた症例を経験したのでこれを報告するとともに,その手術法につき考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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