icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科11巻2号

1956年02月発行

文献概要

綜説

潰瘍性大腸炎,特にその外科的療法に就て

著者: 槇哲夫1 鳴梅弘泰1

所属機関: 1弘前大学医学部槇外科教室

ページ範囲:P.65 - P.75

文献購入ページに移動
I.まえおき
 最近我々は潰瘍性大腸炎の患者に結腸切除術を施行して治癒せしめ得た2症例を経験した.本疾患は非特異性炎症が結腸粘膜を犯し,慢性の経過を辿る重篤なる疾患であるが,その本態のみならず治療法に就ても未だに種々の問題が残されている1-3).殊に本症は外国に於ては多数の報告例を見るが,我国に於ける手術報告例は未だ極めて寥々たるものがある.こゝに症例を簡述し主として本疾患に対する外科的療法に就て検討を加えて見たい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?