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文献詳細

雑誌文献

臨床外科11巻2号

1956年02月発行

文献概要

綜説

自律神経遮断剤を用いての麻醉法

著者: 黑田秀夫1 鈴木正貢1 牧安孝1 松本浩生1

所属機関: 1米子博愛病院外科

ページ範囲:P.83 - P.86

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 最近に於ける麻酔の発達はめざましく,外科一般に寄与する所,極めて大である.特に半閉鎖式,閉鎖式全身麻酔法の発達により,今迄不可能とされていた手術が,刻々と克服されつゝあるのが現状であろう,しかしながら所謂Poor riskの患者に対する麻酔法としては,尚理想的とは云い得ない.
 こゝに於いてPoor riskの患者に対しても,安全に施行される麻酔法の必要が痛感され,1951年H. Laborit一派によつて提唱された人為冬眠が,これを幾分なりとも解決してくれたとの報告に接した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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