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テラプチクの効果について
著者: 米沢利英1 塩沢茂1 靑山千世1
所属機関: 1東北大学麻酔学教室
ページ範囲:P.97 - P.102
文献購入ページに移動麻酔時及び外科手術時に遭遇する呼吸,循環障碍に対して従来アミノコルヂン,カンフル誘導体が用いられて来たが,最近ビスウレア誘導体がより強力な,より長時間に亘る呼吸循環機能促進作用を有することが知られ,ここにテラプチクThéraptique(N-N′-Dibutyl-N-N′-Dicarboxy-Morpholide-Ethylene diamine〔C20H38O4N4〕3cc中に45mg含有)の登場を見た.我々はこのテラプチクの効果を見るため,動物実験を行ない,更に36例の臨床経験よりその効果を確かめ得たので報告する.
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