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文献詳細

雑誌文献

臨床外科11巻2号

1956年02月発行

文献概要

綜説

テラプチクの効果について

著者: 米沢利英1 塩沢茂1 靑山千世1

所属機関: 1東北大学麻酔学教室

ページ範囲:P.97 - P.102

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まえがき
 麻酔時及び外科手術時に遭遇する呼吸,循環障碍に対して従来アミノコルヂン,カンフル誘導体が用いられて来たが,最近ビスウレア誘導体がより強力な,より長時間に亘る呼吸循環機能促進作用を有することが知られ,ここにテラプチクThéraptique(N-N′-Dibutyl-N-N′-Dicarboxy-Morpholide-Ethylene diamine〔C20H38O4N4〕3cc中に45mg含有)の登場を見た.我々はこのテラプチクの効果を見るため,動物実験を行ない,更に36例の臨床経験よりその効果を確かめ得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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