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綜説
脳血管造影法に於けるピラセトン及びウロコリンの使用
著者: 植田隆1 泉汎1 光信昌明1 田中敏夫1 位藤昇三1
所属機関: 1大阪大学医学部第一外科学教室
ページ範囲:P.107 - P.112
文献購入ページに移動70%ピラセトンは常に鮮明な像を得る事が出来るが,注射直後の痙攣,注射後の一過性昏睡状態を伴う事が多い.吾々は造影剤注入の直前より,チオペンタールソーダの静脈内麻酔,或はエーテル吸入麻酔を施行しているが,この様な不愉快な副作用を防止する事は出来なかつた.遂に一例(第VI例)に於て,術後昏睡状態五日間持続,凡ゆる療法を試みるも覚醒せず遂に死亡すると云う憂目を見た.
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