icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科11巻3号

1956年03月発行

文献概要

綜説

胆管撮影所見より見た我国の所謂無石胆嚢炎

著者: 福島高文1 久保七郞1 津島惠輔1

所属機関: 1弘前大学医学部槇外科学教室

ページ範囲:P.141 - P.146

文献購入ページに移動
まえおき
 我国に於ては無石胆道疾患は極めて多く,その解明は一般臨床家の一大関心事でなければならない.それにも拘らず従来より胆道撮影は主として胆石症殊にその診断的意味で用いられていた傾向にあつた.福島1)はさきに所謂無石胆嚢炎を主とせる2,3胆道疾患に術後胆道撮影を行い,その胆管影像の所見と撮影に先立つて測定せる胆道基礎圧,及び発痛値等を総括することに依つてこれ等胆道疾患の病的生理迫求を試み,弘前医学誌上に発表した1,2).今回はその後の症例を追加し,更にそれ等症例に併用した生理的試験の成績からそれ等疾患の際のオツジ氏筋の態度に就て一層精密な検討を加えてみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?