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文献詳細

雑誌文献

臨床外科11巻3号

1956年03月発行

綜説

慢性多発関節リュウマチに対するイルガピリン坐薬の効果

著者: 淸水源一郞1 提島孝2 米井中2 綿谷茂彌2

所属機関: 1大阪厚生年金病院 2大阪厚生年金病院整形外科

ページ範囲:P.191 - P.194

文献概要

 イルガピリンがいわゆるリュウマチ性疾患の治療剤として有力な薬剤である事は多くの報告によつても知られるし,又実地医家の大多数によつて認められている.特に慢性関節リユウマチの治療にCortisonと並んで有力な治療剤である事も又良く知られた事実である.しかしながら本剤が一般に広く用いられるにつれて,不愉快な副作用も又多く訴えられ,或は又不注意な使用法により神経麻痺,皮下膿瘍形成,或は又筋膜壊死等の重症なる障害を来すことが皆無ではない.慢性関節リユウマチの治療は本疾患の特性上極めて長期にわたる持続的投与が要求される為イルガピリン療法に際しても種々の投与方法が発表されているが吾々は今回イルガピリン坐薬を入手したので本坐薬が慢性関節リユウマチにどの程度有効であるか,又副作用はどうか,他のイルガピリン剤に比して効果はどうか等の諸点について検討を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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