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文献詳細

雑誌文献

臨床外科11巻5号

1956年05月発行

綜説

慢性萎縮性胃炎にみられた特殊な胃疾患を中心に

著者: 島田信勝1 佐藤雄次郞1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科学教室

ページ範囲:P.295 - P.301

文献概要

 原発性慢性胃炎のうち,長期に亘る胃困難症状を有し,内科的治療も奏効なく,胃粘膜の萎縮する傾向の強いものは外科的療法の適応となり得ることは度々報告したところであるが.最近これ等の慢性胃炎に手術を行い,切除胃について病理組織学的に検索したところ,慢性胃炎に伴つて種々の興味ある所見を呈した数種の胃疾患を経験した,勿論これ等の症例の大多数については,従来も一部の入々によつて注意を換起せられていた疾患であるが,慢性胃炎の外科に関連して敢えて注意の必要性を痛感したので,症例を中心に述べてみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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