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綜説
末期乳癌に対する去勢ならびに腎上体亞全剔出術
著者: 桑原悟1 高山重信1 木村正1
所属機関: 1東大清水外科
ページ範囲:P.369 - P.375
文献購入ページに移動こゝにおいて内分泌的処置が考慮される.G. T. Beatson(1896)は去勢Ch. Hugginsら(1952)は腎上体剔出を末期乳癌におこなつた.われわれは本邦において,はじめて末期症例(2例)に去勢ならびに腎上体亜全別出術を行つた.その結果,自覚症状はほとんど100%なくなり,他覚的には1例では再発腫瘍の消失,他の例ではレ線陰影の好転,赤血球数,血色素量の増加,血漿蛋白の著明な改善をみるなどの好成績をおさめた.
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