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文献詳細

雑誌文献

臨床外科11巻6号

1956年06月発行

文献概要

綜説

非特異性急性腸間膜リンパ腺炎—急性虫垂炎と類似せる

著者: 飯塚積1 平沢進武1 大塚恒治1

所属機関: 1東京都済生会中央病院外科

ページ範囲:P.394 - P.396

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 急性虫垂炎の臨床診断の下に開腹手術をしてみると,虫垂には肉眼的に殆ど炎症性変化がなく,廻腸下部及び廻盲部の腸間膜リンパ腺が累々と腫大している症例を屡々経験する.これはHeusser(1923)がLymphadenopathia mesaraiceとして報告し,続いてPribram(1924),Hertel(1937),Brawn(1937)等により研究されたもので,本邦に於てもさほど珍しい疾患ではないが,われわれは過去2年間で本症例を14例経験したので少しく検討してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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