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文献概要
症例
硬膜下血腫2死亡例の検討
著者: 鈴木二郞1 永沢泰1
所属機関: 1東北大学医学部桂外科教室
ページ範囲:P.47 - P.50
文献購入ページに移動緒言
先きに本誌に於て発表した様1)に桂外科教室に於ては10例の亜急性及び慢性硬膜下血腫を経験し,その内の2例を失つている.その中1例は空気脳室造影術後,全身痙攣頻発,意識不明,低脳圧症となり,血膜除去後,意識不明のまま遂に呼吸麻痺のために死亡したものであり,他の一例は脳血管撮影後,呼吸麻痺のために死亡している.今回はこの2死亡例に就いてその死因を追求し,併せて脳血管撮影による危険及び両側性硬膜下血腫に就いても言及した.
先きに本誌に於て発表した様1)に桂外科教室に於ては10例の亜急性及び慢性硬膜下血腫を経験し,その内の2例を失つている.その中1例は空気脳室造影術後,全身痙攣頻発,意識不明,低脳圧症となり,血膜除去後,意識不明のまま遂に呼吸麻痺のために死亡したものであり,他の一例は脳血管撮影後,呼吸麻痺のために死亡している.今回はこの2死亡例に就いてその死因を追求し,併せて脳血管撮影による危険及び両側性硬膜下血腫に就いても言及した.
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