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文献詳細

雑誌文献

臨床外科12巻10号

1957年10月発行

綜説

キシロカインによる伝達麻酔の1000例の臨床研究

著者: 恩地裕1 永岡潤吉1 上久保康夫1 上山英明2 新田俊男3 內藤寬4 小田徹4 綿谷茂彌4 米井中5

所属機関: 1奈良医科大学整形外科 2和歌山医科大学第一外科 3羽曳野病院外科 4大阪厚生年金病院 5大阪大学医学部整形外科

ページ範囲:P.793 - P.799

文献概要

研究目的
 昭和29年10月,麻酔に興味を持ち常に連絡をとつてお互に研究しておつた著者等が当時すでに欧米においては多くの臨床研究の発表があつたキシロカインについて,我国において協同して臨床研究を行つてみようと云うことを話し合つた.以来再三会合して打合せを行つて1000例をこえる臨床例を得る事を目標にして進んだ.当時伝達麻酔手技について著者等の中ある者は熟練していたが他の多くの者が未熟であつたために,統一的,統計的な研究は不可能であつたので,研究の目的を次の様に設定した.
 (1)副作用の発生率はどの位で,どんな副作用が起るか?
 (2)日本人におけるキシロカインの使用量を夫々の伝達麻酔手技について標準を見出すこと.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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