icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科12巻10号

1957年10月発行

文献概要

症例

汎発性線維性骨炎の1例

著者: 松崎美佐夫1

所属機関: 1福島県立医科大学衛生学教室

ページ範囲:P.831 - P.833

文献購入ページに移動
 Recklinghausen5)は1891年,従来,骨軟化症と称せられていた一聠の疾患の病理学的検索から,骨髄の線維性変化,骨皮質の破壊吸收,次いで,線維性組織の軟化により嚢腫を形成するもののある事を発見し,之をTumorbildende Ostitis fibrosa或はOstitis fibrosa mit cysten und braunenと名付け,骨軟化症と区別し,本疾患を更に,1個の骨に限局せるものを限局性,数個の骨を侵すものを汎発性線維性骨炎と名付けた.以来.本症について多くの報告を見るが,我が国に於ては,松丸1)の詳細な報告の他3,4例2)3)4)をみるのみである.
 最近著者は,本症の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?